全国の2進数で100000000人いる「マリオメーカー加算器」ファンの皆さん、お待たせいたしました。今週の技術革新のお時間です。前回で2進数の32桁までの入力に対応しましたが(関連記事)、今回は「1画面に結果を表示」と「何度でも繰り返し計算」に成功し、さらにそれを改良して「45桁」まで計算できるようになった動画がそれぞれ公開されました。
今回の新回路は、従来の回路が抱えていた「回路の使い捨てによる『環境問題』」「入力作業を行う配管工の劣悪な労働環境に伴う『人権問題』」「出力された結果の見にくさによるストレスから生じる『健康問題』」といったさまざまな問題を一挙に解決。マリオメーカー加算器にイノベーションをもたらす、まったく新しいアイデアといえます。
新回路のポイントは、回転ブロックの上に設置された3つのバネ。回転ブロックをたたくとバネの配置が変わり、出力となるメットの進路が変わります。これを入力A、入力B、桁上がりと横に3つ並べることで、出力を調整します。
そして最大のポイントは、出力結果表示。出力が0ならブラックパックンが、1ならPスイッチが画面上部のベルトコンベアから流れてきて並び、その場で結果が確認できるのです。従来のハテナブロック1つ1つが叩かれたかどうかを覚えていなければならない表示から、大幅に見やすくなりました。これには視聴者も大興奮。
仕組みとしては、最上部にストックされたブラックパックンとPスイッチがメットの挙動によってベルトコンベアにはじき出され、流れてくるというもの。まさかのカートリッジ式です。
回路内には雲ブロックが大量に使われていますが、これもクラウドコンピューティングという時代の流れによるものではないかとのことです。ってやかまわしいわ。
さらに、この回路を改良して45桁まで計算できるようにしたのが、2つめの動画です。内部を改良したことで縦の大きさに余裕ができ、ストックできるアイテムの数が改善されました。時間制限いっぱいまで入力できる力強さです。
ついに計算結果が1画面で表示できるまでに進化した「マリオメーカー加算器」。次回の技術革新では、一体どこまで改良されるのでしょうか。なお、今後は計算速度の向上や、さらなる操作の簡易化が課題として上げられています。
(コンタケ)
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