イギリスのファッションブランド「ヴィヴィアン・ウエストウッド」のファッションショーにて、またも一般人には理解の及ばない奇抜な新作が多数発表されました。なぜこんな形に行き着いたのか? モデルの人たちは疑問を抱かないのか? これは本当におしゃれなのか? Why british people!? と、さまざまな思考がよぎる最新ファッションの数々に、自らの美意識が揺らいでしまいそうです。
まずなんと言っても衝撃的なのが、動画38秒から出てくる、ジャケットの胸部分から顔が出ている奇抜というかそれ着方間違えてるやんけ! と突っ込まずにはいられないファッション。袖に腕が通ってないし。ネタなのかまじめにやっているのか、真剣に悩みます。後ろ姿にいたっては、完全にデュラハン(首のない妖精)です。
続いて、肩から1枚の布を巻き付けただけの、ラフすぎるファッションの男性。どこかで見たことあるなーと思ったのですが、「走れメロス」とかに出てくる古代ローマ人の服装にそっくりですね。先祖返りかな? 後ろ姿はかなり露出度が高く、「ランボー」っぽい感じになっています。
動画3分52秒に出てくる、肩から膝あたりまである上着の下にパンツ1丁の男性もかなり強烈です。日本だったら発見即通報となりそうな格好なのですが、欧州のおしゃれさんはこんな格好で外を平然と歩いているのでしょうか。おおらかですね。
動画4分5秒、ここに来て再度、序盤にあった「ジャケットの胸部分から顔を出したファッション」が出現。ネタを2回3回と繰り返す天丼芸は基本ですからねってそれはお笑いの世界の話だろ! いい加減にしろ!
さらに、その次に同じ柄の服を普通に着た女性が「これが正しい着方です」と言わんばかりに出現。これギャグでやってるんだろう! そうなんだろう! 正直に言え!
その後も「化け物みたいな目のついたヴェールをかぶった女性」や「キラキラした装飾がたっぷりついた網を全身にかぶった男性」など、およそ一般人には理解しがたいファッションがたくさん登場します。もっとご紹介したいのですが、突っ込みきれないので続きはぜひ実際に動画を見てみてください。いやぁ、おしゃれって、難しいですね……。
しかし、このファッションショーの最大の見どころは、ブランド名にもなっているデザイナーのヴィヴィアン・ウエストウッド氏が最後に一般人から見ても普通におしゃれな服装で出てくるという見事すぎるオチなのではないかと思いました。
(コンタケ)
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