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 パリ・コレクションといえば一流デザイナー、一流のモデルが集うファッションの殿堂。そんなパリコレに登場した最新ファッションが奇妙すぎて心がザワつきます。なんとモデルがモデルをアクセサリーにしているのです。何を言っているのかわからねーと思うが……。

 モデルがモデルを肩からかついでぶら下げながら平然と歩くというアクロバティックなランウェイを披露している様子は、もはやシルク・ドゥ・ソレイユのショー。その光景のあまりのシュールさ、そして妙に恐怖心をあおってくるBGMに、周囲の空気が次第に変わっていくのが分かります。

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リック・オウエンス 何かが通り過ぎたような気がする

リック・オウエンス 幻か……?

リック・オウエンス BGMもこわい

 デザインを手掛けたのはリック・オウエンスさん。フランス・パリで展開するファー(毛皮)を中心としたブランド「Revillon(レヴィヨン)」のクリエイティブ・ディレクターです。

 一見するとただ奇抜さだけを狙ったかのようにも思える今回のテーマは「女性の絆」。姉妹や母娘関係など、女性が女性を育てたり、女性が女性になったり、女性が女性を支えていく姿を表現しているとのこと。深淵だ。

 モデルがモデルをアクセサリーにするという前衛的すぎる光景に、海外勢も思わず「なにこれ」「泣きそう」「めちゃくちゃ笑った」「ぶら下がってるモデル、生きてるよな?」といった反応。

 結局、このパフォーマンスがもたらすメッセージ性に言及している人は見当たらず、オシャレのことはよく分かりませんでした。ファッションって難しい。

高城歩

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