アメリカの国防高等研究計画局(DARPA)がジョージア工科大学と開発を進めている、ヘリコプターに昆虫のような脚を取り付ける実験の映像が公開されています。
ヘリコプターにはスキッド(棒状のもの)とタイヤを使った2種類のランディングギアが主流となっていますが、これをロボティクス技術で高機能化させようというプロジェクト。機体下部に取り付けられた4本の脚で自重を支えます。
搭載しているセンサーで着陸地点の形状を認識して機体の水平性を保つようになっており、傾斜のついた山岳地帯、がれきの上など、これまで着陸地点としては不向きだった場所でも着陸させることが可能になるかもしれません。
今回の映像で公開されているのは大型のラジコンヘリを使った実験ですが、今後は実用化に向けた有人ヘリでの実験が行われる見込み。災害救助活動での活躍にも期待できるだけに、法整備も含めた早期実用化に期待したいですね。
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