台風18号から変わった低気圧の影響で、関東各地で大雨による被害が相次いでいます。気象庁は栃木県と茨城県のほぼ全域に、“数十年に一度レベルの大雨”を示す「大雨特別警報」を発表しています。
「特別警報」は通常の警報の発表基準をはるかに上回る場合にのみ発表されるもので、2013年より運用を開始。特別警報が発表された場合、「ただちに命を守るための行動をとってください」と気象庁では呼びかけています。
今回の大雨により、栃木県では降りはじめからの雨量が500ミリを超えるなど過去に例のない大雨に。茨城県でも24時間雨量が300ミリを超えており、非常に危険な状態となっています。この影響で、茨城県内を流れる鬼怒川では、一部の堤防から水があふれる越水が発生。栃木県でも多くの地域で道路の冠水や土砂崩れなどの被害が報告されています。栃木・茨城では「避難勧告」よりさらに緊急性の高い「避難指示」が出されている地域もあり、自治体などの発表情報にご注意ください。
今後も日中にかけ、関東や東北では猛烈な雨が降り続く見込み。引き続き、土砂災害や河川の増水などにご注意ください。
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