小学校5年生の女の子が夏休みにやりとげた自由研究「オリジナル同人コピー誌」のクオリティが高いと話題になっています。えっ、コピー誌……!?
ペンネーム「みのむし」さんが作り上げたコピー誌のタイトルは「リコ博士とアンドロイドルナ」。おしゃれな天才発明少女・リコが朝昼晩、年中無休で発明したのは超かわいいアンドロイド・ルナちゃんだった! というオリジナルストーリーです。
よく言えば研究に没頭する天才、悪く言えば「ひきこもり」で友達がいないリコ博士と、ちょっぴり毒舌で痛いところをついてくるアンドロイドのルナちゃん、そしてルナちゃんの謎の彼氏が繰り広げるテンポのいいコミカルな展開が魅力的。絵柄がとってもかわいいし、面白いぞこれー!
表紙の躍動感あふれるポーズにも心魅かれるものがありますし、奥付もしっかりしています。しかし、このクオリティの高さは、もしかして宿題でよくありがちな「親がつくっちゃいました」パターンなのでは……。それに対し、お父さんは「製本のフィニッシュワークと裏表紙以外は、セリフの打ち込みなどほぼ次女一人でやり遂げました」とコメント。す、すごい!! 次女すごい!! いや、みのむし先生すごい!!
実はみのむし先生のお父さんは漫画家のモリ淳史さん。「ゲーム以外であんなに作業に没頭する次女を見たのは初めてです」と娘の成長への驚きを述べるとともに、「早くノーギャラで働くアシスタントに仕立て上げたいです」という秘かな野望を語るパパ……。確かにこれだけ将来有望だと、期待しちゃうのも無理はないですね。
長いようで短い夏休みの努力の成果。コピー誌の制作を通して学んだものは、これから大人になるにあたってかけがえのない財産になることでしょう。即売会などにサークル参加される際はぜひご一報を。最後尾札、持ちます!
(高城歩)
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