スクウェア・エニックスが8月26日に「月刊ビックガンガン」公式サイトで、マンガ「ハイスコアガール」(作者:押切蓮介)の連載・販売を“できる限り早期に”再開すると発表した。昨年から生じていたSNKプレイモアとの問題が8月24日に解決したのを受けての対応だ。
昨年5月、SNKプレイモアが「ハイスコアガール」で自社のゲームキャラを無断使用されたとしてスクウェア・エニックスを著作権侵害で刑事告訴した。これを受け8月から、同作は単行本も自主回収、連載も一時休止状態が続いていた(関連記事)が、今年8月24日に両社の和解が成立。同社と関係者および作者の押切蓮介さんに対する刑事告訴も取り消された(関連記事)。
再開の発表は「月刊ビックガンガン」編集長の中野崇さんの署名によるもの。「できる限り早期に『ハイスコアガール』の連載・販売を再開し、ご支援頂いている皆さまに作品をお届けしたい」と読者に告知している。詳細は決定次第、同誌と公式サイトで報告するとのこと。
発表文には押切さんのコメントも掲載。「『ハイスコアガール』の一部内容に生じていた問題について、株式会社スクウェア・エニックスと株式会社SNKプレイモアとの間で和解が成立し、それに伴い、関係者全員への刑事告訴も取り消されたと聞きました。読者の皆様には大変ご心配をおかけしました。より良い作品作りに励み、皆様のお気持ちに応えられるよう努力していきたいと思います。今後も『ハイスコアガール』を応援していただけますよう、よろしくお願い申し上げます」とつづられている。
「月刊ビックガンガン」サイトの「ハイスコアガール」公式ページでは、第1〜3話の無料試し読みも公開中だ。
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