フィンランドのサンタクロース村にある「サンタクロース・オフィス」が、税金の滞納で破産宣告を受けたことを、各海外メディアが報じています。一番の観光客であったロシア人がロシア国内の不況で激減したのが主な原因だそうです。
サンタクロース・オフィスは一年中サンタクロースと出会える施設。サンタと触れ合ったり記念写真が撮れたりでき、年間100カ国から30万人が訪れる観光スポットとなっていました。現在ではロシア人に代わって日本人が主な観光客になっているとのこと。
破産宣告はサンタクロース村のあるラップランド県の税務署から。手続きまでには1週間の猶予があり、それまでに20万ユーロ(約2800万円)を納めたら閉鎖の危機は回避できます。
サンタクロース・オフィスのFacebookは報道を受け、「私たちは小さな家族経営であり、世界経済も私たちも容易でないですが、クリスマスのために働き続けます。最近のニュースに負けずに、より良い未来のために笑顔で働きましょう。潮流は変わるでしょうし、私たちにはまだ好転させるのに1週間あります」とコメントを公開しました。
(黒木貴啓)
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