「ロボットは人間を信じられるのか」という問いを明らかにするため、ヒッチハイクで世界を旅するロボット「hitchBOT」(関連記事)。7月17日からヒッチハイクによるアメリカ横断に挑戦していたのですが(関連記事)、何者かに破壊されたため旅を終了することが、昨日発表されました。
「hitchBOT」は単独でハッチハイクが行えるよう設計されたロボットで、すでにカナダ、ドイツ、オランダでの旅を成功させています。しかし、4カ国目となるアメリカの旅では、序盤のフィラデルフィアで誰かに破壊されてしまい約2週間で旅が終了することになりました。横断が目的のひとつだったのですが、ボストンやニューヨークなど少ない地域しか行くことができませんでした。
公式サイト上に掲載された関係者のメッセージによれば、この事件の犯人探しや告発には興味がないそう。むしろ「今回の出来事から何が学べるか」に焦点を当て、さらなる試みを行うそうです。「良いロボットにはときどき悪いことが起こるのだと思う。旅はひとまず終わるけれど、僕の人間愛は変わらない」という「hitchBOT」によるコメントも。無事、復活してくれるといいですね。
(マッハ・キショ松)
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