ジンバブエの国立公園の人気ライオン「セシル」が米国人ハンターに殺された事件が世界中で非難を呼んでいます。
セシルを射殺した歯科医師のウォルター・パーマー氏は、協力者にお金を払い、狩猟が禁止されている公園からセシルをエサでおびき出したとされています。米魚類野生生物局はこの件を調査していると発表。協力した現地のハンターは違法な狩猟に関与したとしてジンバブエで起訴されています。
パーマー氏の行為に対して世界中から非難の声が集まっており、レビューサイトではパーマー氏の歯科医院に低評価が多数つけられ、同氏の医院のボイコットを呼びかけるFacebookページは3万人の支持を集めています。
ホワイトハウスのWebサイトには、ジンバブエ政府へのパーマー氏の引き渡しを求める市民からの嘆願が投稿され、3日ほどで16万人以上が署名しています。また現在閉まっている医院を訪れ、セシルを追悼するぬいぐるみを置く人も。
パーマー氏はメディアに対し、ガイドが許可を取っていると思ったとのコメントを発表。同氏は姿を隠していると報じられています。
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