フジテレビが先日の27時間テレビ内で放送した、「TED」のパロディコーナーについて、一部で問題視する声があがっています。本来「TED」の名前やロゴを使用するには、本家TEDによるライセンス許諾が必要になりますが、フジテレビは無許可でこれを使用していたのでは――というもの。フジテレビに問い合わせたところ、現在「事実関係について確認しています」とのこと。
「TED(TED Conferende)」と言えば、カナダで毎年開催されている世界的カンファレンスとして有名。フジテレビは今回、このパロディ企画として、お笑い芸人たちによるプレゼン大会「TEDx27hTV(テレビがえらいことなってるけど、どーすんの?カンファレンス)」を27時間テレビ内の1コーナーとして放送しました。
しかし放送後、番組を見た人から「本当に許諾を得て放送しているのか?」と疑問視する声が。その後、日本のTEDx(TEDから正式ライセンスを受けた「派生版TED」のようなもの)関係者が「すでにTED本国には報告されています」「大変残念」などとSNSで言及したことから、「フジテレビのコンプライアンスはどうなっとる?」「やっぱり無許可じゃないか」など、フジテレビに対し多くの非難が寄せられる形となりました。
フジテレビ広報に問い合わせたところ、「先方(TED側)から連絡をいただいております」と、TED側から何かしらのアクションがあったことは認めましたが、今後の対応などについては、「現在、事実関係を確認している最中ですので、詳細については回答を控えさせていただきます」とのことでした。
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