LINEがネット上のコミュニケーショントラブル根絶に向け、全国の児童・生徒を対象にしたアンケートや、ネットリテラシーを高める啓発プログラムを発表しました。
アンケート「青少年におけるネット利用実態調査」は各学校の協力のもと、アンケート形式の質問紙によって行います。LINEユーザーかどうかにかかわらず、協力校に在籍するすべての児童・生徒が対象。実施期間は9月から12月の予定で7万〜15万人の回答を目指します。
アンケート内容は学校で発生する従来型のいじめとネットいじめとの関係性や実態の把握、対人関係・周囲の環境・メンタルヘルス・問題行動などの要因とネット利用との関連性を調査するもの。調査結果は来年1月より検証し、3月ごろをめどに1次結果を公表する予定。調査においてはLINEのアカウントやトーク、通話履歴などの情報を利用することはないということです。
また啓発プログラムとして、小中学生向けのネットリテラシーについてのマンガ教材を9月に、新たなワークショップ教材を8月末に提供開始します。マンガ教材は、ネット上のコミュニケーションと、対面のコミュニケーションの違いについて考えることをテーマにしたもの。ワークショップ教材は、LINE社員を全国の小中高に派遣して実施してきたワークショップでの経験をもとに制作。今後もLINEはワークショップ授業・公演への社員派遣を行う予定です。
(笹原新之介)
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