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 オーストラリアの新興企業が、米国で初めて、当局の許可を得てドローンでのデリバリーを成功させたと発表しました。

 デリバリーを行ったのは、ドローン配達サービスを手掛けるFlirtey。米連邦航空局(FAA)の許可を得て、米航空宇宙局(NASA)と共同で、米バージニア州の屋外の病院に医薬品をドローンで届けるテストを行いました。

医薬品を届けたドローン

 テストでは、NASAが飛行機「Cirrus SR22」を遠隔操作で飛ばして(セーフティパイロットも搭乗)、10ポンド(4.5キロ)の薬品を同州ワイズ郡の空港まで運び、Flirteyが荷物を24個に分けてドローンで届けました。ドローンは何度も往復し、2時間かけて荷物を運搬したとのこと。

運搬の様子

 今回ドローンで医薬品を届けたのは、年に一度開かれる無料の屋外病院。1500人以上の患者を見ています。Flirteyは、「ワイズ郡におけるキティホークモーメントだ」とTwitterでコメントしています(キティホークモーメント:それまで不可能に思えたことが実現した出来事を指す言葉。キティホークはライト兄弟が初めて飛行機を飛ばした場所)。

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