長崎県の動物園「長崎バイオパーク」の飼育員が、映画「ジュラシック・ワールド」のワンシーンを再現して注目を集めていました。公式Twitterでいろいろなバージョンを公開しています。
「ジュラシック・ワールド」は、現代に恐竜を蘇らせる人気SF映画「ジュラシックパーク」シリーズの第4作。14年ぶりの新作とあって、北米では6月12日に公開されると史上最高のオープニング興行収入(約644億円)を記録するなど大ヒットしています。
予告編の冒頭に主人公のクリス・プラットが3頭の恐竜を制するシーンがあるのですが、これがじわじわくるとネットで人気に。そして、17日にオーストラリアのある飼育係がゾウアザラシ相手に撮影したパロディ写真を投稿したところ、動物園クラスタで大ヒット。各地の飼育員が続々と投稿するお祭り騒ぎになりました。
最新の状況はハッシュタグ「#JurassicZoo」「#jurassiczookeeper」などで確認できます。この世界的なブーム(?)に日本の動物園も加わらないかな……と待機していたら、長崎バイオパークが参戦! 6月20日のラマにはじまり、カピバラ、ダチョウ、コモンリスザル、オオカンガルーなど次々に投下してくれました。
同園によると、こちらは若手の飼育員が「流行っているからやってみよう」と提案したもので、各動物の担当者が協力して実現。元ネタの再現に苦労するシーンもあったそうです。
ちなみに、同園といえばVine(6秒動画)の巧者として有名。モルモットの帰宅ラッシュやスイカを丸ごと食べるカバなどは、世界で評価されています。こうしたSNSは、若手〜中堅のスタッフ3人で運用しているそうで、取材時には「地方の動物園が世界の方々に認めてもらえるなんて良い時代になりました」とコメントしていました。
(高橋史彦)
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