「攻殻機動隊」で描かれたテクノロジーの実現可能性を模索するプロジェクト「攻殻機動隊 REALIZE PROJECT」から、Webコンテンツ「3D草薙素子」が公開されました。
3D草薙素子は、イメージモデル2人を360度から80台以上のカメラで撮影(高速スキャン)し3Dデータ化したもの。モデルは、カリスマコスプレイヤー・グラビアアイドルプロデューサーのうしじまいい肉さん、モデル・レースクイーンの有馬綾香さんが務めています。
撮影に使われた先端技術は、あらゆる角度から撮影された2次元の画像を3次元データにする技術「フォトグラメトリー」。フォトグラファーの桐島ローランドさんと、同氏が運営・監修に携わる日本ではじめての「フォトグラメトリー」専用スタジオ「Avatta(アバッタ)」が手がけました。
PCのWebブラウザ上で、回転や拡大、同作ではお馴染みの「光学迷彩」の度合いを調整するなどして、360度あらゆる角度から堪能することができます。操作にあわせ、背景にあるオブジェクトや光が、リアルタイムで衣装に写り込む様子は見応えがあります。
ちなみに、同プロジェクトは6月20日公開の映画「攻殻機動隊 新劇場版」にあわせて発表会が開催され、企業・研究者・製作委員会が一体となり、情報発信や起業支援などを行っていくことが発表されました。3D草薙素子をはじめ、プロジェクトの今後の展開に熱い視線が注がれています。
(林健太)
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