沖縄の伝統的な楽器「三線(さんしん)」をダンボールで作ってみた動画が投稿されています。自ら演奏もこなす職人の紙ワザをご覧ください。
投稿者は「松本城」や「平等院鳳凰堂」など緻密な模型を作り上げてきたダンボール職人・うぷあざ棟梁さん(関連記事)。実際の三線から採寸してダンボールを切り出し、組み立てていきます。ダンボールを何枚も重ねて強度を確保したり、丸みをもたせるためにやすりで削ったり……鮮やかな手つきと無駄のない作業工程にはいつも驚かされるばかりです。調絃をする際に用いるカラクイなども全てダンボール製!! 妥協なんてなかった!
完成した三線を楽しそうに演奏する職人の姿が実に楽しそうで、こちらまで踊り出したくなるような雰囲気。作品からは製作する対象への愛情が垣間見え、南国に吹くそよ風のような優しい温かさを感じます。ダンボールの可能性をどんどん拡張していく職人のチャレンジのゆくえがこれからも楽しみですね!
(高城歩)
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