コンテンツ文化史学会が5月30日開催の2015年第1回例会で、ブラウザゲーム「刀剣乱舞」を取り上げることが明らかになりました。
テーマは「歴史的遺物とコンテンツ」。これまで歴史とコンテンツのかかわりについて研究を進めてきた中で、歴史的イメージが「史実に基づくリアルなディテールを要求しつつ、反面『面白くない』史実を棄却することで成立している」相反する状態であることが問題となってきたため。
この問題を探るために「歴史的遺物」とコンテンツの関係を探り、歴史的遺物の1つとして「刀剣」をモチーフとした「刀剣乱舞」と、そこに登場する遺物としての和泉守兼定を取り上げ、両者の関係を議論するとしています。刀剣乱舞のシナリオ・設定を担当する芝村裕吏さん、新撰組史料の専門家・松下尚さんらがパネリストとして登壇します。
会場は日野市東部会館(東京都日野市)。エクスカーション(体験型見学会)として土方歳三資料館、日野市立新選組のふるさと歴史館訪問も予定されています。参加費は会員は無料、非会員は500円です(いずれもエクスカーションの入館料は実費徴収)。
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