石川県・金沢駅のシンボル「鼓門」。これをダンボールを用いて完全再現した動画が投稿されています。今回も冴えわたる紙(神)ワザの数々に思わずうなります。
「鼓門」といえば、金沢の伝統芸能である加賀宝生の鼓をイメージした柱に、ゆるやかな曲線を描く屋根の印象的な建築物。そんな複雑なものをダンボールで再現するのは無理なのではないか……、という不安を消し去るように、華麗なカッターさばきでパーツを切り出し、手際よく組み立てていきます。さすがはこれまでに「松本城」や「平等院鳳凰堂」など緻密な模型を作り上げてきたダンボール職人・うぷあざ棟梁さん。
製作日数4日で完成したという「鼓門」は一種の神々しささえ感じられます。あの流麗で優美な曲線が再現できていることに驚き。ダンボールという素材の可能性がまた広がりましたね。これはぜひ現地を訪れて、実物と見比べてみたいものです。
(高城歩)
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