おじいさんと時計の一生を描いたちょっと切ない名曲「大きな古時計」を、レゴとMSXで再現してしまった猛者が登場しました。ニコニコ動画やYouTubeに動画が投稿されています。
レゴを使ったさまざまなギミックや振り子を組み合わせて作られた大きな古時計。時計の針が進むにつれて「おじいさんの誕生」「結婚」「お別れ」という3つのギミックが順番に作動していき、最後は時計の針が止まるという仕掛けで、歌の世界観を見事に再現しています。ゼンマイやスイッチを複雑に組み合わせたものすごいクオリティなのですが、鳩時計のように扉がパカッと開いておじいさんが生まれてくる仕掛けや「天国に昇るおじいさんを制御する」という説明がなんだかシュールです。
BGMはこれまたレトロなMSXの公式エミュレータで再現。アルファベットと数字だけで音階や音の長さ、テンポなどをすべて指定するシンプルかつ手間のかかるシステムで、コンピュータの歴史も感じさせる「大きな古時計」を演奏しています。ちなみに日本語の歌詞は著作権の保護期間中のため、動画では「おじいさんの×××に×××とけいさ」など伏せ字で表示しているのですが、どう見てもかえって意味深なことになってしまっています。
投稿者は、レゴや物理エンジンなどを使ったさまざまな演習動画を投稿しているむにむに教授さん。本気すぎる考察とどこかシュールな動画作りで多くの人気動画を制作しています。
(たろちん)
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