Google発の位置情報ゲーム「Ingress」が3月25日、Android/iOS版ともにアップデートされ、操作画面の大部分が日本語に対応しました。
最新版の「Ingress version 1.73」では、ポータル画面をはじめメニューやアイテム説明など、ゲームプレイに必要な箇所が日本語化。英語でプレイしたい場合は、設定から戻すこともできます。IngressはこれまでUIが英語だったことから、プレイ開始〜チュートリアルまでのハードルが高く、操作に慣れるまでに脱落するユーザーが少なからずいました。今回のアップデートにより、新規ユーザーには好影響がありそうです。一方で、英語ならではのサイバー感がなくなったことから、既存ユーザーからは戸惑いの声も。
実は先月に一部表示が日本語化し、約2週間で戻ったという流れがあります。その時は言語選択ができなかったこともあり、「フォントがださい」と不満の声が目立っていました。ちなみに、今回の日本語対応はIngressのバックストーリーに盛り込まれており、そこには「エキゾチックマター(Ingressの根幹となる未知のエネルギー。これを巡って青と緑で争っている)か“発見されていない何か”によって作り替えられた」などと記されています。
運営元のNiantic Labs(Googleの社内ベンチャー)によると、日本はIngressのダウンロード数で世界2位。一般ユーザーはもちろん、岩手県や横須賀市など自治体が観光誘致に用いるなど活動が盛んなため、サポートを強化したそうです。なお、3月28日は京都で大規模イベント「Shonin(証人)」が開催されます。楽しみ!
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