人気ブラウザゲーム「刀剣乱舞」のゲーム内BGMをモチーフに、武術とMMDをつなぐ企画「SAMURAI MMD」と和楽器の演奏、剣舞、剣術がコラボした豪華すぎる動画が投稿されています。その名も「和楽・戰刃之習(いくさばのならい)」。
動画では新しい刀剣を発見した際のBGMや索敵、戦闘、そして勝利のBGMがメドレー形式で演奏され、それに合わせて剣舞・剣術が披露されています。刀剣を手に舞う、その淀みのない流麗な動きと和楽の雅びやかな中にも凛々しさが漂う演奏には、「刀剣乱舞」の世界観がはっきりと色彩を持って鮮やかに浮かび上がってきます。
演奏はニコニコ動画にて「法界唯心」や「傷林果」などを投稿して話題となった長唄三味線演奏家・杵家七三さんが率いるプロ邦楽演奏集団「杵家七三社中」と、ジャパニズムロックバンド「KAO=S」。剣舞を行っている川渕かおりさんは、ゲームキャラの動きの基となるモーションアクターとしても活躍中で、「セラ・ファロン(ファイナルファンタジー XIII)」などを担当しています。さらに剣術を披露しているのは江戸曲独楽師の三増紋右衛門さん。……メンバーがガチすぎる。
なお、武術の技とモーションをMMDの共有財産にする企画「侍MMD(SAMURAI MMD)」(関連記事)としても機能しており、今回の動画において統括を担当しているのは侍MMDの発起人であり伝統芸能「手妻(てづま)」継承者の藤山晃太郎さん、やはりあなたか! という安心感があります。
モーショントレースが本格的に始動したあかつきには昨今ジャンルの勢いを増している「MMD刀剣乱舞」など、N次創作がますます盛り上がりそうですね。日本の伝統と革新が息づく雅で美しい動画を見ながら、刀剣男士たちが戦う姿に思いをはせましょう。
(高城歩)
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