アフリカ、アジア、オセアニア、アメリカから集めた仮面(マスク)を約100点公開する企画展「フランス国立ケ・ブランリ美術館所蔵 マスク展」を、4月25日から6月30日まで東京都庭園美術館(東京都港区)が開催します。
同展はフランス・パリにあるケ・ブランリ美術館との共催。ケ・ブランリ美術館は欧州以外の国々の芸術・文明を専門に扱う美術館で、かつて国立アフリカ・オセアニア美術館と人類博物館民族学研究所にあった所蔵品を約30万点収めています。「マスク展」は同館所蔵の仮面から厳選したものを公開すると同時に、日本において同館初となる大規模なコレクション展となります。本来パリでしか閲覧できない品々を見つめ、仮面の表現の本質に迫りましょう。
期間中は仮面(紙にプリントしたもの)を顔にあてて写真を撮れるコーナー「顔出さず写真館」など、仮面をテーマにした教育プログラムを館内で展開。オープン日の4月25日にはケ・ブランリ美術館のキュレーターによる講演「マスク―精霊たちの美」が催されるほか、5月15・29日、6月19日にはギャラリートークも実施されます。
またドレスコード割引「マスク(仮面)」として、仮面・顔のモチーフや模様、仮面の実物を身に着けて行った場合は100円引きで入館できます(来場客と作品の安全確保のため、展示室内での仮面の装着は不可。また展示室外でも警備上外してもらうことがあるとのこと)。開館時間は午前10時から午後6時まで(入館は閉館30分前まで)、休館日は第2・第4水曜日(祝日の場合はその翌日)。観覧料は一般1200円です。
(黒木貴啓)
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