2025年に火星に移住──そんな途方もない計画に本気で挑んでいる「マーズワン」プロジェクトをご存じでしょうか。オランダの民間非営利団体「マーズワン財団」が進めているもので、このほど、その最初の移住候補者100人が絞られました。候補者の中には、メキシコ在住の日本人シェフ・島袋悦子さんの名前も! 島袋さんはブログやTwitterで情報を発信しており、「火星で最初のSUSHIバー開店を目指す」と意気込んでいます。
島袋さんがマーズワン財団の火星移住希望者に応募したのは2013年6月のこと。応募者総数20万2256人の中から、各種の審査をくぐり抜け、候補者100人のうちの1人に選ばれました。ちなみにこの100人の候補者は男女それぞれ50人ずつ。地域別に見ると、北米から39人、ヨーロッパから31人、アジアから16人、アフリカから7人、その他各地から7人となっています。
この100人のうち、最終審査を通過した24人が火星に旅立つ予定。もし本当に移住が現実となれば、生活の様子がドキュメンタリー番組として放送される予定となっており、その予告編がYouTubeに公開されています。
計画の実現性や倫理的な問題についてはさまざまな意見がでているようですが、2025年が近づけば、その現実味も自ずと分かってくるかもしれません。
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