ゆるキャラグランプリ2014のグランプリに輝いた、群馬県のゆるキャラ「ぐんまちゃん」。優勝を祝した記念切手「ゆるキャラグランプリ優勝記念 〜ぐんまちゃんの活動記録〜」が発売されることになりました。
初代ぐんまちゃんがデビューしたのは1983年。デザインを手掛けたのは漫画家の馬場のぼる氏で、当初は4足歩行の馬……というか、馬そのものでした。その後、紆余曲折を経て1994年に可愛らしくリファインされて再登場。このときは「ゆうまちゃん」という名前でしたが、2008年に「ぐんま総合情報センター(通称・ぐんまちゃん家)」が銀座にオープンしたことをきっかけに、「2代目ぐんまちゃん」を襲名しました。
何かとネタにされる群馬県の出身でありながら、「何回お誕生日をお祝いしても7歳」以外にこれといった特徴もなく、かわいいけど地味というような風潮が一般的で、ゆるキャラグランプリでは2年連続で3位になるなど、いろいろと惜しい感じが否めませんでした。
そんなぐんまちゃんですが、実はゆるキャラながら「着ぐるみ」であることを公言しているというユニークな一面も。群馬県職員の方がデザインしたという経緯があってか群馬県公式サイトには「ぐんまちゃん」の利用に関する取扱要綱が存在しており、デザイン利用申請、着ぐるみの借用申請を出すことも可能となっています。申請さえ通れば、ぐんまちゃんはあなたの思うがまま……っていうかゆるキャラが「何体も存在する」って認めちゃっていいんだ!?
「ぐんまちゃん家」では群馬県の特産品だけでなく、数々のぐんまちゃんグッズが販売されています。定番のぬいぐるみやタンブラー、男女兼用のボクサーパンツといった謎グッズもあり、ハローキティばりに仕事を選ばない姿勢は見習わなければなりませんね。
ゆるキャラグランプリを獲得したことにより、ぐんまちゃんの知名度は急上昇。活躍の場を広げつつあることが認められ、今回の記念切手発売につながりました。
記念切手は1シート(82円切手×10枚)1230円で、2月20日より群馬県内の全郵便局にて販売開始。また、2月25日から日本郵便のネットショップにて購入可能となっています。
(珠里 友)
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