イスラム過激派組織「ISIL」(いわゆる「イスラム国」)に拘束されていたヨルダン軍のパイロット、ムアーズ・カサースベさんが殺害されたとみられる映像が日本時間の2月4日午前2時ころインターネット上に投稿された(現在は削除されている)。
映像では、オレンジ色の服を着せられたムアーズさんがオリに入れられ火を放たれた様子が写されていた。ヨルダンの国営テレビでも速報で殺害されたことを伝え、ISILを批難、報復を呼びかけている。
パイロットは昨年12月の空爆作戦に参加中に乗っていた戦闘機が墜落し拘束されていた。後藤健二さんとヨルダン当局が収監しているサジダ・リシャウィ死刑囚との人質交換を求めた際に名前が挙げられるも、安否は確認できていなかった。ヨルダン国営テレビは、ムアーズさんはすでに先月3日には殺害されていたとみられると伝えている。
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