自分の足にぴったりと合う靴はなかなか見つけられないもの。ならば手作りしちゃえばいいじゃない! というわけで、自分の足を型にして自作できる靴「フォンデュスリッパ(Fondue Slipper)」がユニークです。
写真を見ると、形状は足の形そのものではありませんか。どうしてこんなにも足にフィットした靴が出来上がるのかというと、硬質ポリ塩化ビニル(PVC)の液体に足を入れ、乾かして製作しているから。チーズフォンデュそっくりの作り方なので「フォンデュスリッパ」と名付けられたのですね。チーズっぽい見た目の黄色だけでなく赤や青、緑など豊富なカラーバリエーションもかわいらしいです。
製作したのはデザイナーのSATSUKI OHATAさん。プロトタイプ版が昨年開催された国際家具見本市「ミラノサローネ」の若手デザイナー部門「サテリテ」で公開されました。
プロトタイプゆえ、素材などはまだ改良するとのこと。製作キットが実用化したあかつきには、履いているのに履いていないかのような、不思議な解放感を味わうことのできる靴が完成するかもしれませんね。
(高城歩)
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