iPhone/iPadで、シリーズ累計80万ダウンロードを突破した、メモれる電卓アプリ「FusionCalc」のAndroidバージョンが、google playにて配信開始。価格は無料。
「FusionCalc」は、元・個人アプリ開発者「Studio Loupe」さんが開発した、計算結果を付せん紙のようにメモれるのが特徴的な電卓アプリ。その便利な機能に目をつけたKDDIが、社内営業用iPadに採用したほどです(※iPadには標準で電卓アプリが入っていません)。
今回リリースされたAndroid版は、外部に発注し作成したとのこと。無料でリリースされており、広告が「起動時に1度だけ表示」「画面の上の方にずっと表示」の2種類から選べるのも面白い試みです。アプリ内課金(300円)で広告を削除することも可能。
現バージョンでは、iPhone/iPad版に比べ、「リスト機能」など一部制限があるのですが、広告収入やアプリ内課金などで得られた資金により追加アップデートをおこなう予定。
Studio Loupeさんは、日本にiPhoneが上陸した頃からアプリ開発を始めており、「FusionCalc」の他にも、アプリ開発者「いたのくまんぼう」さんと共同で開発し「国連WSA2012」を受賞した、首を動かすだけでページがめくれる魔法のような電子書籍リーダーアプリ「MagicReader(iPad専用)」などが有名。
しかし、メインで開発しているツールアプリと、現在主流となっている広告配信による収益モデルとの相性が悪く、今年初めに惜しまれつつ専業でのアプリ開発を引退。
その後、いろいろあって活動拠点をカナダに移し、「LINEスタンプ」「絵本」など幅広い創作活動を行っています。「アメリカの人気番組に一か八かアプリの広告を打ち、豪快に散った話」や「売れないと思ったLINEスタンプで家賃が払えた話」「奥様とのキュンキュンする恋の話」などユニークな人生を歩んでいますので、アプリより開発者さんに興味が出てきた方は、Studio Loupeさんのブログをチェックしてみてください。
(あぷまが)
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.