スクウェア・エニックスは12月26日、スマートフォン向けゲーム「拡散性ミリオンアーサー」のサービスを、2015年3月30日をもって終了すると発表した。
「拡散性ミリオンアーサー」は、“アーサー王伝説”に基づいた世界観が特徴のカードバトルRPG。シナリオに「とある魔術の禁書目録」の鎌池和馬さん、音楽に前山田健一さん、そしてイラストに多数の人気クリエイターを起用するなど、豪華スタッフが特徴だった。2012年4月にリリースされると、一時は「パズル&ドラゴンズ」に匹敵する人気を誇ったが、近年はカード能力のインフレなどで脱落するユーザーが増えていた。
同作のプロデューサー・岩野弘明さんは、終了理由について「ファンの期待に応えられるような運営体制を築くことが難しい」と説明。現役ユーザーには、「突然のことに戸惑い、あるいはお怒りになられる方もいらっしゃるかと思います。このような事態となってしまったこと、ただただ申し訳なく思っています。本当に申し訳ございません」と謝罪している。
今後は、12月27日午前0時に一時サービスを停止し、メンテナンスを経て、2015年1月19日にサービス再開。同月末に課金システムを廃止し、3月30日に全サービスを停止する予定。
ただし、2013年以降にリリースされた、PlayStation Vita版・ニンテンドー3DS版・Amazonアプリ版についてはサービスを継続し、先月リリースされた後継タイトル「乖離性ミリオンアーサー」と共に「最大限盛り上げていく」という。なお、これらのユーザーに向けて、スマートフォン版「拡散性ミリオンアーサー」のプレイ状況に応じた引き継ぎ特典を用意する方針。
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