「この星の、お肌を救いにやって来た」

　史上最大のファッションモデルとして話題になった「ウルトラの母」が、今度はオリーブオイル「天草オリーブ園AVILO」の化粧品CMに起用されました。対照的に“乾燥ひび割れ肌”を持つ怪獣・ジャミラも登場していて、2人のモデルの見栄えに大きな差があるのにもご注目ください。

お母さん、モデルとして活躍しすぎです

　CMの映像は、お肌を母のように優しく守り美しさを保つ「母なるオリーブ」をコンセプトに作成されたもの。ウルトラの母バージョンでは、モデル歩きやポージングをばっちり決めるウルトラの母の姿が確認できます。最後はカメラに振り返りながらツインテールを揺らし、「ジョアッ」と掛け声を出す母。着実にモデルとしての技量を高めつつあるようです。

　一方ジャミラも同じような構成でCMに挑んでいますが、ウルトラの母だったら優しく手に包み込んでいたオリーブを手の平から落としてしまうなど、何かと残念。ジャミラはもともと地球人で、不時着した水の無い惑星の環境に適応して怪獣の姿になったという切ない設定をもつのですが、CMでもなかなか負のオーラを放っています。

　さらに、ウルトラの母とジャミラの映像を同時に流した比較動画も制作されています。両者のモデルとしてのかっこよさにあからさまな差が――これはつらい、ジャミラの乾いた心にもオリーブオイル塗ってあげて！

なぜ比べた

オリーブを優しく包む母、落とすジャミラ

　11月26日にはCM映像の公開イベントも実施され、ウルトラの母、そして「ウルトラマン」で科学特捜隊のフジ・アキコ隊員を演じた桜井浩子さんが登場。桜井さんはウルトラの母の女性らしさについて、「ヒーローである一方で、子育てや仕事をこなし、そして自身の美についても意識が高く、正に現代の女性が目指すポジションにマッチしているように思います。これからも女性が活躍する場が増えて欲しいですね。ウルトラの母のこれからの活躍にも期待しています」とコメントしました。

（黒木貴啓）