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 アメリカでは寒気の影響でこの時期としては異例の寒さとなり、五大湖周辺では記録的な大雪となっています。雪はしばらく降り続き、大雪などに警戒を呼びかけています。

tenki 気象衛星GOESから撮影した可視画像 日本時間で19日(水)午前3時

 上空にはこの時期としては強い寒気が流れ込み、北米の五大湖周辺(上の画像参照)には冬季の日本海でもよく見られる筋状の雲(雪雲)が確認できます。

 この雪雲が次々と流れ込んでいるニューヨーク州西部の都市バッファロー周辺では記録的な大雪となっています。

 もともと冬季に北西の季節風が吹くと、北米の五大湖の風下にあたるミシガン州やニューヨーク州北西部では大雪に警戒が必要でこのような雪を「Lake-effect snow(湖に起因する降雪)」と呼んでいます。

 その発生のメカニズムは実は日本海側の降雪と同じなんです。

冬に日本海側で降雪となる理由

 冬季、冬型(西高東低)の気圧配置になると等圧線は縦縞模様になり、大陸の高気圧から北西の冷たい風が吹き出すようになります。

 その冷たい風が日本海を通過する際に相対的に暖かい海面から多量の水蒸気が補給されることで空気が湿り気(水蒸気は雲のもと)を帯びて日本の山脈にあたり上昇気流となることで降雪となるのです。

 スケールこそ違いますが北米の五大湖が、まさに日本海と同じような役目をすることでその風下側では大雪となることがあります。

 ニューヨーク州西部では雪はしばらく続く見込みでアメリカの気象当局(NWS)では「Lake-effect snow警報」を出して大雪や降雪雲下での視界不良などに警戒を呼びかけています。

日本付近は冬型の気圧配置は緩み、高気圧に覆われる

 19日(水)は日本付近は冬型の気圧配置は次第に緩み日本海側の雨や雪は止んで、天気は回復傾向となりました。20日(木)は日本海側の地域を含めて全国的に晴れる所が多い見込みです。

 ただ、放射冷却現象が強まってあすの朝は各地で冷え込みが強まりそうです。風邪などひかないように暖かい服装でお過ごしください。

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