Googleの位置情報ゲーム「Ingress」で11月9日(現地時間)、イギリス全土を舞台にした巨大ユニオンジャックが出現しました。
青と緑の陣営に分かれ、現実の地図と連動したCF(陣地)を作り合うIngress。ポータル(拠点)を繋げて三角形にすると自陣になり、この仕組みを応用することで時々“Ingressアート”を作るエージェント(ユーザー)も現れるのですが、今回はそれを両陣営の数百人(!)が協力して実施。
「Lest We Forget作戦」により、イングランドとウェールズにユニオンジャックが、スコットランドにポピーの花が描かれました。作戦目的は、開始から100年の節目にあたる第1次世界大戦戦没者の追悼。ポピーの花とは戦没者追悼のシンボルです。
イギリスでは毎年、11月11日(大戦終結日)に最も近い日曜日(Remembrance Sunday 今年は11月9日)に追悼式典を実施しており、「Lest We Forget作戦」も同日に向けて今夏から準備していたそうです。Google+のコミュニティには一連の詳細なやりとりが残されています。
なお、過去の平和を祈る作品としては、キエフの「STOP WAR」や、広島・平和記念公園の「折り鶴」などがあります。
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