ダイナミックな演奏はかっこいいけれど、サイズや騒音の問題でなかなか自宅に置くことは難しいのがドラムという楽器。PCの前でエアドラムをするだけで、本格的なドラム演奏ができるソフト「Aerodrums」がそんな悩みを解決してくれるかもしれません。
PCにつないだUSBカメラでスティックの位置と動きを読み取り、対応したドラムやシンバルの音を鳴らすというもの。光球を読み取るプレイステーション 3用カメラ「PlayStation Eye」のシステムを利用しており、スティックの先と両足に光を反射する専用器具を装着することで演奏できます。動画を見ると演奏の再現力はかなり高いようで、細かなフレーズや微妙な強弱の違いも表現できるようになっています。また、ドラムの位置が逆になる「左利き用」やバスドラムを2個並べる「ツーバス」など、実際には大がかりな移動が必要なセッティングも簡単に変更することができます。
「Aerodrums」はアメリカで160ドル(約1万7000円)で販売中。日本での販売はまだ未対応ですが、直接問い合わせれば対応してくれる場合もあるそうです。実際にAerodrumsを使ってライブを行ったミュージシャンもいるとのことで、これをきっかけに「エアドラマー」の一流ミュージシャンが誕生するといった可能性もあるかもしれません。
(たろちん)
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