人間がほうきに乗って空を飛び回るハリーポッターの「クィディッチ」のようなスポーツが、本当に体験できるようになるかもしれません。人間の能力を科学技術で拡張した未来のスポーツ「超人スポーツ」の実現を目指すプロジェクト「超人スポーツ委員会」が発足しました。
超人スポーツとは、パワースーツや小型ヘリなど最新の科学技術と人間を融合させた「超人」が行う新たなスポーツ。機械の力を借りることでプロやアマチュア、子どもや老人、さらには健常者と障がい者といった能力の差をなくし、誰もが楽しめるスポーツ作りを目指しています。
委員会には、怪力や空中飛行、瞬間移動といった超能力を実現するための科学技術者や、それらの技術で新たなスポーツのルールを作り上げるゲームデザイナーらが参加。2020年の東京オリンピックにあわせたスポーツイベントの開催を目標としています。
まずは10月10日に発足会を開催し、超人スポーツの概念や今後の活動予定を発表するとのこと。これまでにも動作拡大スーツ「スケルトニクス」など最新技術の研究展示を行う「超人オリンピック」や、実際に運動しながら新しいルールを考える「運動会ハッカソン」(関連記事)といった活動が行われていましたが、今回の委員会発足をきっかけにさらにその動きが本格化していきそうです。
(たろちん)
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