香港中心部の幹線道路を埋め尽くす群衆。9月28・29日に香港で起きたデモの様子を、ドローンで空撮した動画がFacebookで注目を集めています。投稿から半日にして1万5000回以上シェアされました。
デモは、2017年に香港政府のトップを決める行政長官選挙制度をめぐって民主派や学生らが行ったもの。きっかけは8月31日に中国の全国人民代表大会・常務委員会が決定した、同制度の方針です。現在の制限選挙から1人1票の普通選挙に変更する一方で、立候補を制限するという内容だったため、民主派らが「立候補者が中国寄りの人物だけになる」と反発し、香港中心部の地区・金鐘(アドミラリティ)を占拠しました。
動画ではドローンが幹線道路の上を行ったり来たりしながらデモを空撮。6車線ほどの道路、さらにはそれをまたぐ歩道橋にも参加者が密集し、デモの規模の大きさが伝わってきます。Facebookの動画の説明によると参加人数は約10万人だそうです。
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