朝日新聞は9月14日、紙面およびサイトにて「任天堂と読者の皆様におわびします」との謝罪記事を掲載した。2012年6月8日に掲載した「ソーシャル時代、どう対応？／ゲーム大手4社に聞く」という記事の中で任天堂・岩田聡社長に「話を聞いた」と書いていたが、実際には任天堂ホームページ上に掲載されていた動画の発言内容をまとめたものだったという。本来ならば、インタビューを受けた他の3社（SCE、マイクロソフト、グリー）とは体裁を変え、「動画内の発言であったことを明記するべきでした」と、任天堂と読者に謝罪した。

　当時、任天堂に取材を申し込んだが了承が得られず、かわりに「動画の発言内容をまとめて記事にしたい」と伝え、了承を得たと思い込み記事にした。掲載後、任天堂から「インタビューは受けていない」との抗議があり任天堂には謝罪したが、今回、新たに外部から指摘があったことから（おそらく週刊文春の「朝日新聞に新たな不祥事　任天堂・岩田聡社長インタビューを捏造していた！」記事のこと）、あらためて事実関係を調査、紙面でおわびする必要があると判断したとのこと。

任天堂と読者の皆様におわびします（朝日新聞）

任天堂と読者の皆様におわびします（週刊文春）