狂おしいほどの胸の鼓動、息もできないほどの想い、そしてアイコンタクト――これらをすべて愛しいあの子へ伝えるためにはどうすればいいのだろう。そうだ、全部まとめて思いきりアピールしてみよう! その結果、こうなりました。
完全に出オチです、ありがとうございました。これは瞬き、心拍、鼻息、つばを飲み込む動きを可視化するウェアラブル装置「察して欲しいマン」。感情の表現に関わる身体情報を外部に拡張することで「彼女に自分のことを察してほしかった」のだそうです。たしかに分かりやすいですが、これを装着した男性が目の前に現れたら正直反応に困ります。もしくは写メですかね。
しかし、そこはニコニコ技術部。赤外線式心拍計「HeartCap」は心拍表示LEDをハート型にかわいらしくデコってみたり、呼吸センサー「鼻ホタル」を使用してさわやかな吐息をイメージした青色のLEDにしてみたり……さらにはフォトインタラプタでまばたきを検知。そして思わず「ごくり」と生唾を飲み込んだときのために、こちらもフォトインタラプタで「ゴクッ」を検知。芸人のような見た目に反して、内容はしっかりとしており、ガチでした。
動画は「結論:言いたいことはちゃんと言おう」を締めくくられています。無意味を極めた剛の者の深いお言葉。「察してほしい」などと受け身になっていてはだめなのですね、やはり積極的にいきましょう。でも筆者個人としてはこの「察して欲しいマン」嫌いじゃないです。
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