目と耳が不自由な友人にもサッカーW杯を楽しんでもらいたい。そんな思いからブラジルの手話通訳者フォンセカさんが編み出した試合の実況方法が素晴らしいと話題になっています。
目と耳に障害のあるカルロスさんに、ブラジルW杯開幕戦を楽しんでもらいたいと考えたフォンセカさん。手作りで小さなサッカーコートを作り、その上でカルロスさんの手を動かして試合の状況を伝えるという方法を考えました。また、カルロスさんの背中からはフォンセカさんの奥さんが選手の背番号やファウルなどの情報を伝達。これにより試合の状況が細部までリアルタイムで分かるようになっています。
新しい形でのサッカー実況は大成功。カルロスさんは、自国ブラジルの失点シーンでは顔を抑えて悔しがり、得点シーンでは皆で手を叩きあって大喜び。試合展開に一喜一憂するサッカー観戦の醍醐味を味わうことができたと感動を伝えています。
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