カタールのドーハで開催されている国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界遺産委員会において6月21日、「富岡製糸場と絹産業遺産群」(群馬県)の世界文化遺産登録を決定した。これで国内の世界遺産登録は昨年の「富士山」に続き18件目。
「富岡製糸場と絹産業遺産群」は日本初の官営製糸場である「富岡製糸場」のほか、近隣の養蚕農家「田島弥平旧宅」や教育機関である「高山社跡」、蚕の卵を貯蔵した「荒船風穴」の4カ所で構成されている。日本の近代産業遺産が登録されたのは初。
今年4月にはユネスコ諮問機関の国際記念物遺跡会議(イコモス)が、「富岡製糸場と絹産業遺産群」について世界文化遺産への「登録」を勧告したと発表していた。
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