パラオ共和国 マカラカル島にある「ジェリーフィッシュレイク」。この塩湖は、無数のクラゲが生息することで知られている。なんとこのクラゲたち、毒性が極めて低く、人間が触ってもほとんど害はないのだとか。手で触ってもダイジョウブ。
早速GoProで撮影……と潜ったら、予想以上にすごかった!!
ちなみに、ここに住むクラゲは光合成のため時間帯によって湖を集団移動しているようだ。中には「レア」なクラゲも。多くのクラゲは頭に十字の模様を持っているが、「3本のベンツのマーク模様」「雪のマークのようなアスタリスク模様」「星形模様」のクラゲを見つけたらラッキーとのこと。
ジェリーフィッシュレイクは上下2つの層からできており、水深15メートル付近で酸素濃度がゼロになるため、下層では生物が全くいないそう。この塩湖は、約2300万年〜500万年前にできたもの。生物の往来がしにくく1万年近く天敵がいなかったため、ここのクラゲたちには毒性がほとんどないという。「ほとんど」というのは、皮が弱いくちびるにクラゲを当て、キスしてみると理解できるだろう。ピリピリとほんのわずかではあるが、クラゲが抵抗しているのが分かる。刺激的なキスを求める人にはたまらない(?)。
それでは、最後にGoProで撮影したとっておきの動画をどうぞ。たくさんのクラゲがあたり一面を泳いでいる中、偶然“ぐわんっ”と近づいてくるクラゲ。クラゲの足の内側ってこうなっているのね。
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