4月26日・27日に幕張メッセで開催される「ニコニコ超会議3」に、JAXA(宇宙航空研究開発機構)の「超宇宙ブース」が出展されます。その特別番組「【超会議3】JAXA秘蔵の蔵出し展示品大公開!〜筑波宇宙センターに行ってみた〜」の取材に同行して、筑波宇宙センターを訪ねてきました。
取材に訪れたのはJAXA・筑波宇宙センター。あまり宇宙には詳しくない記者が同行して大丈夫なのかと不安でしたが、ドワンゴチームにはガチオタな方がいらっしゃったので、移動中にロケットや人工衛星などについていろいろと教えていただきました。
展示されているロケットを見ながら「いやー、少し前までフェアリングってリング型のパーツだと思っていたんですよね」って言った時の何言ってんのコイツって空気がつらかったです。そうこうしている間にJAXAの担当者さんと合流して取材開始。まずは普段は入れないという旧展示室へと。
巨大なスペースにこれまた大きな展示物が並べられていました。その中には有名な「ソユーズ帰還カプセル」も。番組に出演した現役の宇宙開発エンジニア、名村さんにいくつか質問してみました。
―― ずっと気になっていたんですが……ロケットの模様やカラーリングって誰が決めてるんですか?
名村さん あれは塗料などの色のままなんですよ。
―― え? 誰かがデザインしているんだと思っていたんですが違うんですね。以前から広告とかバナー・ロゴとかを入れたりしたら面白そうだなって思ってたんですよ。
名村さん あぁ。そういうのは……できますよ?
―― えぇ!?(ドワンゴの方も驚く) できるんですか!? 例えば「ねとらぼ」ってひらがなの4文字を入れたりも……?
名村さん ……できます。
―― ち、ちなみにおいくら万円で!?
名村さん ん〜…塗料を用意して塗るだけということであれば100万円ほどあればできるかと思います。ただほかにも費用はかかってくるので……実現するとしても価格は応相談ってところですね。
この話を聞いて「これ……川上会長(ドワンゴの川上量生会長)の耳に入れたらヤバイぞ」「そうですね。絶対ヤバイですね」とざわつくドワンゴのスタッフさん。ヤバイとは……面白そうですね(ニヤリ)。
なんということでしょう。宇宙に向けて発射するロケットに広告が出せるかもしれないというビッグニュースをゲットしてしまいました。
ただし、ロケットはJAXAだけが権限を持っているわけではなく、関係する政府や企業などの合意が得られないと実現は難しいとのことでした。 いつか「宇宙ロケットのデザインコンテスト」みたいな企画も実現するのでしょうか。楽しみです。
「ニコニコ超会議3」会場でJAXAが担当する「超宇宙ブース」には今回の取材でも登場したロケットの先端部分にあたる「フェアリング」と呼ばれる部品や「ソユーズ帰還カプセル」の実物大模型などが展示されます。
日本の宇宙開発業界の最前線で戦う技術者の話も聞けるトークショーも予定されているので、宇宙に興味や関心がある人は「超宇宙ブース」に行かないと損ですよ!
初掲載時「倉庫」としていた建物は旧展示室の誤りで、旧展示棟としていたのはスペースドームの誤りでした。お詫びして訂正いたします。
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