小さな子どもを肩に乗せたときの姿が、日本の伝統楽器「小鼓(こつづみ)」を叩く演者の姿と重なって見える――。そんな発想から生まれた「小鼓パンツ」がユニークです。
「小鼓パンツ」はおしり部分にセンサーとスピーカーを仕込んだパンツ。動画では子どもを肩に乗せ「いよーっ」とおしりを軽く叩くと、「ポンッ」と太鼓の音が響いています。途中で子どもが足をじたばたさせたり、一緒に「いよーっ」と合いの手を唱え始めたり。なにこの小鼓かわいい。
日常の何気ない行為が楽しく変身するユーモアあふれたパンツ。開発したのは、燃え盛る本能寺をイメージしたストーブ「本能寺ストーブ」などを考案したデザイナー・佐藤ねじさんです。個人プロジェクト「こどもウェアラブル」という、従来とは違う文脈のウェアラブルを展開中で、小鼓パンツはそのシリーズ第1弾となります。どこかの企業との商品化を目標に、まずはアイテムをいろいろ開発して事例を増やしていくつもりだそうです。
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