ドワンゴのオフィスに、社員向けの美容室「artifata(アルティファータ) GINZA KABUKIZA店」が4月4日にオープンしました。Wi-Fi完備で仕事をしながら髪を切ってもらえます。社員の身だしなみ向上はもちろん、時間節約や他部署の人と肩を並べることによるコミュニケーション活性化につなげたい考え。福利厚生の一環で同社の川上量生会長による発案で完成しました。
店内は明るくモダンな雰囲気でおしゃれな美容室そのものですが、よく見るとドワンゴらしさが光っています。例えばミラー上部には着脱式カメラ、シャンプー台エリアの天井には固定カメラが設置されていて、ニコニコ生放送を配信できる仕様。今後は著名人を招いての対談生放送や美容師による実況も計画しています。
メインカット席は3席、シャンプー台は2カ所。店内にはWi-Fi環境を備え、メインカット席には電源や足置き、移動式の机があり、ノートPCを持ち込んで仕事をしたり、ちょっとした打ち合わせもOK。隣に居合わせた社員との会話も弾みそうです。大事な商談の前に髪をセットするといった使い方も良いかもしれません。
表参道に本店を構える「artifata」の支店で、メニューは本店と同じ。ヘッドスパなんかも受けられます。利用できるのは社員のみで、営業時間は平日午後2時〜午後9時。社内システムで予約できる仕組みとなっており、普段仕事をしている昼間の時間でも上長の許可があれば利用して良いとのこと。料金は非公開ですが、一般的な価格よりも割安でサービスを受けられるそうです。
店のテーマは「古き良き日本の文化」。オフィスの美容室はほかにあまり例を聞きませんが、実は日本の高度成長期には大企業や官庁のオフィスに“床屋”があることも珍しくなく、さまざまなコミュニケーションに一役買っていたそうです。今回は、そんなオフィスの床屋をドワンゴ流にアレンジした、というわけです。
今日のお披露目会では3人の社員が美容師のプロの技ですっきりオシャレに生まれかわりました。同社プラットフォーム事業本部の設楽泰智さんは伸びた髪を整え「これでオシャレなカフェに1人で行けます」と自信がわいた様子。薄毛予防のために半年間シャンプーをしていなかったという同社ニュースプラットフォーム部の高橋薫さんは「久しぶりに気持ちよかった」と語りました。
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