米航空宇宙局(NASA)が、次世代宇宙服「Zシリーズ」の最新プロトタイプ「Z-2」のデザインを決める投票企画を実施中だ。3つの最終デザイン案から一般投票で選ばれたタイプを採用する。
最新プロトタイプ「Z-2」は、先進的な技術を多く用いた宇宙服。例えば、初めて人間を3Dスキャン&3Dプリントした部品を使用したほか、完全な真空状態でのテストも行っている。今回の投票でカバーレイヤーのデザインを決める。選択肢は「Biomimicry(生物模倣)」「Technology(技術)」「Trends in Society(社会の動向)」の3つ。
厳しい宇宙環境と類似点の多い“世界の海”をイメージ。深海生物の発光性や、魚や爬虫類の持つうろこ状の肌などを反映している。
これまでの宇宙服の業績に敬意を払いつつ、未来の要素を取り込んだタイプ。安全な宇宙遊泳ができるように、ルミネックス・ワイヤと発光パッチを搭載。
そう遠くない将来、日常的に着てるかもしれない服をイメージ。ELワイヤーとスポーツウェアのような明るい色使いで、ウェアラブル技術も使用。機動性を強調したデザインとなっている。
投票締切は4月15日の午後11時59分(米国東部夏時間)。2014年11月に完成する予定。
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