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 アメリカ・アリゾナ州のメサという街にあるパブリックなハッカースペース「HeatSync Labs」で、とあるハッカーが家庭内の家電製品などを自動化するシステム「SKYNET」を開発中なのだそうです。

 SKYNETと言えば、映画「ターミネーター」に登場した、人類を滅ぼそうとする悪名高きシステムを思い出します。開発者のChris Matthieuさんも「僕は今、ターミネーターのスカイネットを作ろうとしているんだ」と語っていますが、人工知能を作るわけではないそう。ターミネーターのSKYNETはもともとミサイルなどを自動制御するシステムで、MatthieuさんのSKYNETはミサイルではなくガジェットを制御するシステムを目指しています。

 MatthieuさんのSKYNETはインターネットに接続可能なガジェット、家電製品をリンクさせてコントロールする技術。いわゆる「モノのインターネット」のネットワークとAPIを提供するというもので、小さな家電でもセンサーでも、ドローンでも、どんなニーズにも合わせられるとしています。 

 「SKYNET」はオープンソースのシステムとして公開を予定しており、githubではサンプルコードも公開しています。興味を示している企業も出てきているようです。

 ちなみにハッカースペース「HeatSync Labs」のWebサイトでは、スペース内をリアルタイムに確認できるライブストリームカメラの映像が常時公開されています。 もしかしたら開発しているChris Matthieuさんの姿も見られるかも?

「HeatSync Labs」はのぞき放題
SKYNETからドローンを操作するデモ

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