開封されることなく捨てられてしまうダイレクトメール。そんな問題に対してカナダで猫用トイレを販売するBulk Cat Litter Warehouseと広告企画制作会社Rethink Communicationsが共同で、とてもゆかいな解決策を生み出しました。

　それはなんと「猫をターゲットにしたダイレクトメール」！

見た目は普通……

　一見すると何の変哲もないダイレクトメールですがこれに使われている用紙、実は猫が大好きなイヌハッカ（英名：キャットニップ）の香りを紙に染み込ませた特製の「キャットニップ紙」なのです。

　このダイレクトメールを郵便受けに投函すると、飼い主よりも先に猫たちが素早く反応します。まさにねこまっしぐら。その様子はYouTubeでも公開されています。

　キャットニップ紙で作られたダイレクトメールをなめたり、噛んだり、ウットリとした表情で、頬ずりまでし始める猫たちの姿に飼い主も思わず興味をひかれてダイレクトメールを手に取り、開封してしまうという展開です。

そしてこの表情である

そりゃあ気になっちゃいますよ……

　始めに飼い主をターゲットにするのではなく、あえて猫ちゃんたちの本能にダイレクトアタックを仕掛るというアイデア。この作戦によって見事ダイレクトメールの開封率が向上したそうです。まさに発想の勝利ですね。