ヤマハは2月18日、「VOCALOID3」対応の女性歌声ライブラリ「VOCALOID Library 杏音鳥音(アノンカノン)」を発表した。ダウンロード版(1万2190円、税別)を3月3日に、パッケージ版(オープン価格で、実売予想価格は1万2800円)を3月上旬に発売する。
「杏音鳥音」は、一卵性双子の女子高生キャラクター、杏音(アノン)と鳥音(カノン)の歌声ライブラリ。杏音は「じっくりとキモチを届けるやさしい歌声」、そして鳥音は「まっすぐな感情を伝える力強い歌声」。少しハスキーかつ芯のある歌声で、ロックナンバーだけではなく、スピード感あふれるダンスミュージック、派手めのトラックにも負けない存在感で多種多様な音楽ジャンルに対応できるそうだ。
パッケージ版には特典として、歌声ライブラリのほかにWAVトラックや、「Clap your hands」「Yo!」「Hoooooo!!」など、ダンスミュージックに特化したボイスマテリアルを収録している(ダウンロード版には含まれない)。公式サイトでは、2人の詳しい設定を掲載しているほか、有名ボカロPである八王子Pが手掛けたデモソングを視聴できる。
同ソフトは「AnoKano Project」というプロジェクトから生まれた。「杏音鳥音」が音楽を通じて新たなエンターテインメントを提案することを目的としており、従来のボカロユーザーだけでなく、「新しいダンスミュージックシーンへの提案を行う」としている。ボカロ初の双子の女子高生、杏音と鳥音がつむぎだす新たなハーモニーに今後注目していきたい。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.