ニュージーランド交通局が、衝撃的かつ説得力のある交通安全CMを公開しています。自動車の衝突事故の直前に時間が止まり、運転手がミスを後悔するという斬新な映像でスピードの出し過ぎに警鐘を鳴らしています。
CMでは、子どもを乗せて車を運転していた父親が左折しようと道へ出たところへ、右から来た車に激突されそうになります。父親はぶつからずに曲がれると思ったようですが、相手がスピードを出し過ぎていたため衝突しそうに。
衝突の寸前、運転手以外の時間が止まり、2人の運転手は車から出てきて互いに自分のミスを悔やみます。父親は「子どもが乗ってるんだ」と事故が回避できないか必死に訴えますが、時すでに遅し。2人が車に戻ると時間が動き出し、2台が激突するところで映像は終わり、「ほかの人々も過ちは犯します。(運転は)ゆっくりと」のメッセージが。
自分は「ちょっとスピードを出し過ぎても大丈夫、ミスなんかしない」と思っていても、道路にはほかの車も走っていて、そしてミスをすることもある。それで事故が起きるかもしれない――このCMはそんなメッセージを伝えています。運転するスピードに対する人々の考え方を変えることがCMの目的だとニュージーランド交通局は述べています。
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