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 偽造編集発覚で放送を休止しているバラエティ番組「ほこ×たて」について、フジテレビは11月1日、放送を終了すると公式サイトで発表した。「視聴者の皆様の期待と信頼を裏切る行為が確認された以上、真剣勝負を標榜している番組の継続は不可能」と判断した。

画像 「ほこ×たて」サイトにコメント掲載

 ほこ×たてをめぐっては、今年10月20日放送回「どんな物でも捕えるスナイパーVS絶対に捕えられないラジコン」について、実際の対戦結果や順番と放送内容が異なっていたことや、視聴者に知らせていないルールがあったことなどが出演者から指摘された。この点について同社は「出演者の方からご指摘頂いた収録の順番や、対戦の運営に関する経緯は、大筋において事実であり、不適切な演出があったことが社内の調査で確認された」と認めた。

画像 以前の「ほこ×たて」サイト

 また、動物虐待疑惑を指摘されていた2011年10月16日放送回「どんな物でも捕えるタカVS絶対に捕らないラジコンカー」と、2012年10月21日放送回「どんな物でも捕える猿VS絶対に捕えられないラジコンカー」についても「不適切な演出と、動物に対する配慮に欠けた撮影が行われていたことが確認された」ことを明かし、「視聴者の皆様、真摯にご協力頂いた出演者の皆様の信頼を裏切る結果となってしまいましたことを深く反省し、心からお詫び申し上げます」と謝罪した。

 同社は今回の調査結果をBPO(放送倫理・番組向上機構)の放送倫理検証委員会に提出したという。今後は再発防止のため、社内制作セクションを横断した対策委員会の設置するほか、識者を招いた「コンプライアンス懇談会」を開催するとしている。

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