PC版「ファンタシースターオンライン2(PSO2)」で、アップデート時にHDD内のデータが消えてしまう不具合が発生していた件で、シリーズプロデューサーの酒井智史氏は9月6日、公式サイトの「お知らせ」で、事態についてお詫びと説明を行った。
説明によると今回の不具合は、アップデートで使われるランチャープログラムに「開発中の処理プログラムが不完全なまま混入してしまっていたことが原因」とのこと。通常、アップデートに使われた一時データはインストール後に自動で削除される仕組みだが、今回はその機能が意図しない処理を行ってしまった。調査によると、最大で2万514人(該当期間内にアップデートを完了した人)に問題が発生している可能性があるという。
不具合が起きてしまったユーザーに対し、酒井プロデューサーは「あってはならない不具合であり、本当に申し訳なく、どんなにお詫びしても許されるものではない」「皆様からの信頼もすべて失ってしまいました」と深く謝罪。また、すでに発表されている「5000円分の金券または10000AC」という補填内容については、「皆様のハードディスクに保存されていた大切なデータの価値が、5000円の金券や、10000ACだとはまったく思っていません。しかし、被害にあってしまった方へのせめてものお詫びとして、まずこちらの対応を行わせていただこうと考えました」とコメントした。その上で、今後は「専門業者によるデータ復旧作業のための訪問」も含め、セガとして、できるかぎりの対応を行っていくとのこと。
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