京都府福知山市の花火大会の会場で起きた爆発事故を受けて、消防庁は8月21日イベント会場などでのガソリンの貯蔵と取り扱いの注意事項をまとめた文書(PDF)をネットで公開しました。「引火点はマイナス40度程度と低く、極めて引火しやすい」といったガソリンの特性をこの機会に改めて確認しておきましょう。
今回の爆発事故では、火元となった屋台の店主がガソリン携行缶の取り扱いを誤り、気化したガソリンに引火したことが原因と見られています。消防庁の文書によると、ガソリンを取り扱っている場所から1メートル離れた場所に置かれた洗濯機で火災に至った事例などもあり、「細心の注意を払わないと容易に火災に至る危険性がある」と説明しています。
ほかにも「ガソリン容器からガソリン蒸気が流出しないように、容器は密栓するとともに、ガソリンの貯蔵や取扱いを行う場所は火気や高温部から離れた直射日光の当たらない通風、換気の良い場所とすることが必要」「ガソリン使用機器の取扱説明書等に記載された安全上の留意事項を厳守し、特にエンジン稼働中の給油は絶対に行わない」など留意事項5項目と、ガソリンの特性3項目がまとめられています。
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